ハナエ|Favorite

好きな監督・作品

岩井俊二「リリィ・シュシュのすべて」

学校と云う閉鎖された空間では、私にとって希望を持つことこそが絶望だった。 そんな記憶を、この映画は肯定してくれた。 日常の中の、ごく当たり前のちっぽけな絶望を抱いて生きていこうと思った。

テリー・ギリアム「ローズインタイドランド」

お人形でひとり遊びばかりしていた小さい頃を思い出した。 よく現実と想像の区別がつかなくなっていたが、それは今でもあまり変わらない。

ルシール・アザリロヴィック「エコール」

少女が大人になる前の底知れぬ恐怖を描いていて、酷く共鳴した。 静かな狂気に満ちた森の中の、少女達の完全なるユートピア。 映像がただただ美しい。

押井守「イノセンス」

情報化・機械化が進み人間とサイボーグの違いが希薄な近未来でだからこそ描ける、 "人間とは何か"という究極の問いに対するひとつの答えだと思った。 バトーさんが格好良過ぎて泣ける。

押井守「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」

自分自身を定義するものの存在を問い続ける草薙素子の姿に共鳴を覚えた。

今敏「千年女優」

作中で時代がめまぐるしく変わって行く様子が、鮮やかで美しい。 恋愛、仕事、生活...全てを通して、死ぬ時に自分の人生を愛していたいと思った。

ギレルモ・デル・トロ「パンズ・ラビリンス」

これぞダークファンタジー!といった映画だった。 グロテスクとファンタジーは、どうしてこんなにも相性が良いのだろう...。 主人公の女の子のお洋服がとても素敵。特に深緑のワンピース。

ティム・バートン「スウィーニートッド」

モノクロに近い退廃的な映像に、真っ赤な鮮血が飛び散る光景が残虐で美しい。 ミュージカル調なので、殺人シーンすらとても愉快だった。

ティム・バートン「シザーハンズ」

優しい人造人間の純粋な恋心に、何度見ても涙してしまう...。 エドワードのファッションやメイクも可愛い。私の鋏好きはこの映画から始まった。

ローレンス・ダンモア「リバティーン」

世界を嘆き、嘲笑し、愛した故に、 自らも破滅へと向かうロチェスター伯爵の壮絶な生き様が素晴らしい。 堕落の美学と、その裏に隠す果てしない孤独。心が震えた。

スタンリー・キューブリック「時計仕掛けのオレンジ」

映像から伝わる暴力性と哲学の激し過ぎるコントラストに衝撃を受けた。 ファッションやメイクも全てが素敵。 片方だけの付け睫毛は何時か真似したい。

ヤン・シュヴァンクマイエル「アリス」

アリスフリークの私が一番好きな映画版不思議の国のアリス。 おがくずの詰まった凶暴な時計兎も、靴下の芋虫も、全てがグロテスクで愛らしい。

中島哲也「下妻物語」

「人はひとりなの。ひとりで生まれてひとりで考えてひとりで死んでいくの」 全く、その通りだと思う! 桃子みたいに孤高でハードボイルドで、自立した格好良い乙女になりたい。

好きな作家・作品

伊坂幸太郎「グラスホッパー」

殺し屋達が、ハードボイルドで最高にクール。 「人としじみのどっちが偉いか知ってるか?」という台詞が心に残った。

伊坂幸太郎「砂漠」

傍観するだけの人生より、ダサくて痛い勘違いの希望に満ちた人生を歩みたいと思った。

伊坂幸太郎「死神の精度」

主人公の死神の台詞ひとつひとつが鉛のように胸に残る。 私は果たして、本当に生きているのだろうかと考えさせられた。 ラストの伏線回収が見事だった。

嶽本野ばら「エミリー」

この小説は私の中学校時代そのものだ。 そして今でも、人生で一番救われた、一番大好きな本。 この本は私にとって何時でも還って来られる、何よりも大切な場処。

長野まゆみ「白昼堂々」「碧空」「彼等」「若葉のころ」(凛一シリーズ)

甘くて、何処までも切ない少年同士の幼い恋。  少年期と云う刹那の透明な美しさを感じた。

長野まゆみ「夜啼く鳥は夢を見た」

頁をめくる度に、透明な湖に一歩ずつ足を踏み入れるようである。 読了した時、既に水面は遥か頭上にある。

吉屋信子 「花物語」

少女が少女として生きていた時代の小説。私は本当に、この時代に生まれて来たかった。 乙女とは、かくあるべき! 流麗な美文調にとても影響を受けた。

好きな漫画家

三原ミツカズ「たましいのふたご」

巡り合えないピースで溢れた世界で、 私達は何時も自分の魂に共鳴するものを捜しているのだと思った。 マイナスからゼロへの希望の光を描いた作品。何度読んでも涙する。

三原ミツカズ「死化粧師」

生と死、その普遍性について考えさせられた。 弱さを知り、希望を持つこと。 言葉にすると薄っぺらいけど、生きる為にそれが何よりも大切なのだと感じた。

三原ミツカズ「DOLL」

私は私と云う人形で、私と云う人間に操られているのではないかと思った。

竹宮恵子「風と木の詩」

真実の愛の純粋さと真摯さ、そして狂気を感じた。 ジルベールとオーギュスト、父と息子間の愛は何処までも切なく美しい。 こんなに感銘を受けた漫画はない。私の永遠のバイブル。

中村明日美子「同級生/卒業生」

同性愛に対する葛藤や未来への不安の中で、 ふたりの少年がお互いを強く想い合う姿に感動した 中村明日美子の描く少年は線が細くて綺麗。

楠本まき「致死量ドーリス」

楠本まきの神経質な絵が好きだ。この作品は特にギリギリで描かれている気がする。 読み終えた時、爽やかな絶望を感じ、眼の前の世界が全てモノクロになるような漫画。

大友克洋「AKIRA」

銃や機械、建造物の描写がとにかく格好良い。読んでいて本当にドキドキする。 少年少女の爆発しそうなエネルギイが伝わって来る、爽快な漫画だった。

好きな画家・作品

高畠華宵

華宵先生のみ絵の美少年には凛々しいながらも両性具有的な妖しさを、 美少女には可憐な中に計算高さと冷酷さを感じる。 あえかでありながらも何処かフェティッシュで、美しい。

ジョン・テニエル

アリスを描く画家で、一等好きなのがジョン・テニエル。 テニエルのアリスが使われた雑貨やお洋服は、条件反射で購入してしまう...。

ヘンリー・ダーガー「非現実の王国で」

優しい色遣いと、子供虐殺シーンの残酷さのギャップに惹かれた。 見れば見るほど、その異常な世界に引き込まれていく。

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